インフルエンザ:今季初の警報 県が注意喚起 /石川
県は6日、今季初のインフルエンザ警報を発令した。2日までの1週間に、県内で報告された患者数は定点医療機関1カ所当たりの平均で30・81人となり、警報基準の同30人を超えた。特に県内の二次医療圏のうち、「石川中央」医療圏から金沢市を除いた地区(白山、かほく、野々市3市と津幡、内灘2町)は基準を大幅に超え、同45・9人。県は大きな流行に発展する可能性もあるとして医療機関での早期受診など、注意を呼び掛けている。
このほか、二次医療圏の1定点医療機関当たりの平均患者数は、能登中部38・86人▽南加賀29・9人▽能登北部8・6人――。金沢市は、同25・38人だった。警報発令は昨年より約1カ月遅い。
県内で最も患者が多いのは、2009年に流行した新型と同じ「A/H1N1亜型」のウイルス。次いでB型、A香港型となっている。県は6日の通知で、各市町や医療機関などに注意を促した。県健康推進課の相川広一課長は「患者数が急増しており、帰宅したら忘れずに手洗いをするなど、対策を取ってほしい」としている。
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