乳児湿疹

どんな病気?

●この病名をつけるときの背景

 乳児湿疹は、乳児期 (1才まで)に出現する発疹症の総称です。あきらかに原因がわかり、きちんとした他の病名、たとえば汗疹(あせも)と診断できるようなら、汗疹と診断した方がいいでしょう。しかし、おうおうにして原因がわからないものが多いのです。(^_^;)

 アメリカの教科書には「乳児湿疹」という独立した病名はなく日本でも乳児アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎との鑑別が困難なときには、おおざっぱな言い方ではありますが、「乳児湿疹」の病名をつけます。

●生後1か月ごろから、頭や顔、耳のうしろから胸や背中に湿疹ができ水をもったり、ただれたり、かさぷたのようになることもあります。強いかゆみのために顔をこすりつけたり、寝つきが悪くぐずったりします。

予防は?

ふだんのスキンケアが大切です。

治療は?

●目の周辺には、赤ちゃんがこすって目の中に入ってもいいように眼科用ステロイド軟膏(大変弱い)を用います。

ネオメドロールEE軟膏など

●ほっぺや体には
medium以下の強さのステロイド軟膏(パルデス・ロコイドなど)をぬります。

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