皮膚カンジダ症

どんな病気?

 外陰部や肛門の周囲、太ももなどに赤い斑点ができて大きく広がっていくのを、外陰部カンジダ症といいます。

おむつのあたらない皮膚の谷間(外陰部と太ももの間のひだのところ)を中心に赤くただれ、周囲の健康な皮膚とは境界がはっきりしているのがカビ感染症の特徴です。

 

 

 一般にカンジダというカビの一種でおこる皮膚の病気をまとめて皮膚カンジダ症といいます。

 汗をかいたり、皮膚を不潔にしたり、また、温度や湿度、摩擦などの皮膚の条件や全身の状態、ステロイド軟膏や抗生物質の連用などでカンジダが生育しやすくなっておこります。

 

ときには、このような赤いブツブツができるのもカビ感染症の特徴です。

予防は?

 ふだんから皮膚を清潔にすることはもちろんのことですが、赤ちゃんのおむつかぶれに「おむつかぶれのお薬」を塗っている場合、長く塗りすぎないように注意が必要です。

治療は?

 この病気に、おむつかぶれの薬を塗ると、症状がひどくなるので、おかしいと思ったら、必ず医師の診断を受けましょう。

・エンペシドクリーム(抗カンジダ剤)を塗った後、亜鉛華軟膏を重ね塗りします。長めに塗ってください。

 亜鉛華軟膏は皮膚の炎症や保護、防腐作用がある、昔からの「おむつかぶれ」のお薬です。

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