とびひ(伝染性膿痂疹)

どんな病気?

 体のあちこちに水ぶくれができて、掻いたり、破れたりして広がっていきます。水ぶくれはやけどの、あとのように赤くただれ、やがて黄色いかさぷたになり、かさぷたがとれれば治ります。

 ブドウ球菌(まれに溶連菌)によっておき、夏から秋にかけての高温多湿の時期に多発します。水ぶくれの膜はとても薄く、ちょっとこすれただけで破れ、でてきた汁がつくと本人はもちろん友だちにもまたたく間に感染します。

予防は?

普段から皮膚の清潔に心がけましょう。

肌と肌との接触感染でうつりますから、とびひの子には、なるべく近づかない方が賢明です。(^_^;)

ご兄弟がとびひになった場合は、完全に治るまでタオルなどの共有はしないでください。

治療は?

 うっかりすると1〜5日で全身に広がることもあるので見つけたら、すぐに受診しましょう。

 黄色ブドウ球菌によく効く抗生物質の内服と軟膏治療治療を十二分に行います。自分の判断で途中で適当に止めないでください。そうすると抗生物質に耐性の菌に変身し、その後の治療に大変手こずります。

 水泡が破れたあとはガーゼなどでおおって菌が他のところへ飛び散らないようにする場合もあります。

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