かぜ 感冒、上気道炎または急性鼻咽頭炎ともいいます。 |
どんな病気? |
こどもの最も身近な病気ですね。多くの病原菌はウイルスと呼ばれるもので、ライノウイルス、RS ウイルス、パラインフルエンザウイルスなど多数あります。冬場にはインフルエンザウイルスが流行することはよくご存じですね。またウイルス以外にマイコプラズマやA群溶連菌などのこともあります。 潜伏期間は1〜6日,平均で2日と短いです。 症状は、鼻づまり、鼻水、咳、のどの痛みなどの気道症状や発熱、頭痛、だるさなどの全身症状がみられます。 通常は1週間以内で回復しますが、乳幼児で不機嫌が続くや発熱が4日以上続くとき、嘔吐や下痢がひどいときなどは単なる「かぜ」ではすまされぬ場合がありますから注意して下さい。
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予防は? |
人混みに近寄らないこと。十分な睡眠。 |
治療は? |
大多数がウイルス感染症で、抗ウイルス剤(ウイルスを殺す薬)がないことから対症療法(症状をやわらげる治療)と二次感染(細菌感染の合併)を予防することが治療の二本柱です。 1.一般看護 熱があるときは十分に水分を補給させ安静をとらせてください。 食事は消化のよい好物を与えますが、食欲に合わせてあまり無理に食べさせないで下さい。 入浴は高熱がなければいいと思います。 登園や登校は1日間発熱がないことを確認してからにしましょう。 2.対症療法 発熱は38℃前後で元気・食欲などがあるときは経過観察してください。患児が嫌がらなければ冷えピタや氷枕などで冷やすのもよいでしょう。 38.5℃以上で不機嫌などがあれば解熱薬を使用してもよいでしょう。(解熱剤の使用についてもっと詳しくお知りにないたい方は⇒小児科「だいじな赤ちゃんが発熱したら」を見て下さい。 |
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