インフルエンザ |
どんな病気? |
インフルエンザウイルスによって冬に流行する感染力の強いかぜで保育所や幼稚園、小学校などで集団発生します。その年によってウイルスの型が違い、ある間隔で同じ型のウイルスが流行することもあります。感染後、1〜2日の潜伏期間ののち急激に発病します。 悪寒、頭痛、のどの痛み、関節痛などから始まって、高熱が出ます。食欲不振、吐き気や下痢、筋肉の痛みやだるさなど、その症状は全身に及びます。抗インフルエンザ薬を飲まないで自然経過にまかせた場合、高熱は3〜5日くらい続きます。5才以下のお子さまでは、ときに脳炎が起こることがあります。(インフルエンザ脳炎について) |
現在の流行状況について |
・津幡町内のものは、おおたクリニック発信の ・金沢市を中心にした小児科有志の石川県感染情報 ・全国の小児科有志による発生状況 |
予防は? |
(予防) 予防注射をする。(実際の対象者、受け方および料金について)特に 幼児が必要。大人は下記の治療薬が出たのでかなり安心。予防注射を受けてもインフルエンザに罹る可能性がありますが、比較的軽い症状で治癒すると言われています。是非、接種をご検討ください。特に薬があまり効かず重症化しやすい1〜5才くらいのお子さんにはお勧めです。接種時期は11月〜12月に2回うつのがベストです。 |
診断は? |
現在、数種類の迅速診断キットが出ています。 |
治療は? |
インフルエンザ治療は大きな進歩!(^o^) とは言え・・・。(^_^;) (内服薬および吸入薬) リレンザ(吸入薬): インフルエンザA型にもB型(やはりB型には効きが悪いです。)にも効きます。 ただし5才以上が保険適応です。 タミフル(内服薬):インフルエンザA型にもB型にも効きます。ただしA型には著効を示しますが、B型にはあまり効きません。小児用のドライシロップも2004年冬から販売されていますが、量が多いのと味がとても苦いです。(^_^;) 副作用を懸念して1才前の乳児では使用を控えるようとのメーカーの要望があります。また妊娠女性の服用の是非については使用経験がなく今のところ不明とのことです。 シンメトレル(内服薬):10年ほど前より使用可能。安くて飲みやすいのが魅力。インフルエンザA型に効果がありましたが、耐性ウイルスを誘導しやすいことと小児では精神症状(幻覚など)がでる場合があります。またB型には効きません。タミフルが出てからは、ほとんど使用されなくなっています。
(対症療法) 熱を下げたり、節々の痛みをとるために解熱鎮痛剤を飲むことがあります。ただし乳幼児では、今のところ脳炎との関連性からアセトアミノフェン(商品名アンヒバ坐薬、カロナール内服薬、コカール内服薬など)の使用が推奨されています。 |
関連サイトへのリンク |
国立感染症研究所の感染症情報センター
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